前回の記事 ホンダ・ジョーカー90 #10 サイドスタンドのグラつきを修正(当て止めは3カ月で外れてしまいました)
で、サイドスタンドのグラつきは少し改善されたのですが、サイドスタンドが前に行き過ぎています。
サイドスタンドの当て止め部が潰れてしまった結果、サイドスタンドが前に倒れすぎているようです。
今回は、サイドスタンドの当て止め部の潰れてしまった箇所に金具を針金止めで修理しました。
前回、3カ月で外れてしまった接着剤使用の当て止めより、確実にしっかり取り付けられました。
まずは、サイドスタンド取り付けボルトを仮止めのM5からM6に変更
サイドカバーを外して、サイドスタンドの取り付け部を確認。
サイドスタンドは、2ヶ所のネジでジョーカー90のフレームに取り付けられています。
下側のネジ部の穴は、このジョーカー90を購入後に仮止めのまま(穴径6.8mmに対してM5のネジで留めて有ります)だったので、M6のネジに変更します。
仮止めだったM5のネジを外し、上の大きなネジを一旦緩めます。
サイドスタンドと取り付け部を手で支えて下側の穴位置を合わせます。
SUS(ステンレス)のM6キャップスクリュー(六角穴付きボルト)が見つからないので、センタースタンドの取り付けAssy(アッシー)を作った残りのM6六角ボルトを差し込み・固定。
下側の比較的小さなネジを固定した後、上の大きなネジを締め込んで固定しました。
サイドスタンドの、スクーター本体への取り付けが、ようやくしっかりと取り付ける事が出来ました。
サイドスタンドの当て止め部補修案を考える。
前回は、当て止めが潰れてしまった分を金属を接着して補強。で、3カ月で取り付けた当て止めが無くなっていました。
接着剤の強さは あてに出来ない!
じゃぁどうするか?
センタースタンドの接地面が水平になる位置で、当て止めとサイドスタンドのすき間を測ります。
隙間の間隔は約5mmです。
この部分に何か固い金属をはさみ込んで、外れないように固定すれば良いのですが、
接着剤で金属固定ではすぐに外れてしまう事は前回の修理で確認済みです。
潰れて広がっている当て止め部の幅寸法は、
約9mm です。
この部分に穴あきの筒状の物をはさみ込み、針金か何かで物理的に固定してあげればうまく修理出来そうです。
外径5mmくらいで、穴あきの筒状の物って何がある?
思い浮かびました。M3の長ナットを使えば良さそうな気がします。
M3のナットの二面幅は約5.5mmです。こいつを購入して使えば丁度良い寸法に固定出来そうです。
しかし、長ナットって送料を含めると意外といいお値段がします。 欲しいのは1個だけなのですが・・・(近くのホームセンターには売っていませんでした)
代用品が何かないか、我が家で探した結果。
見つけました!
六角軸(六角シャンク)電動ドリル用ドリルの、六角軸部です。
2.0mmのドリルが 穴を開けたい鉄に負けて、ドリルが六角軸から抜けてしまった物です。
(物持ちが良いというのか?物を捨てられない性格なので、捨てずに保管してありました)。
しかし、六角軸(六角シャンク)電動ドリル用ドリルの六角軸部は、二面幅6.35mmくらいの規格だった気がします。
とりあえず、サイドスタンドの根元部分に挟み込んで確認。
うん、悪くない。
サイドスタンドの接地面が少し斜めになりますが、サイドスタンド自体は垂直より前方へ傾いています。
サイドスタンドを地面へ下ろしてみると、サイドスタンドの軸部分のガタ(緩み)の関係も有って、なかなか良さそうな感じです。
サイドスタンドの当て止め(スペーサー)作成・取付
サイドスタンドの当て止め(スペーサー)作成
バイス(万力)と、金鋸を用意。
小さな金ノコで、端から10mmくらいの位置に切り込みを入れて、
大きな金ノコで切断
切断完了、切り口がかなり粗い状態です。
鉄鋼ヤスリで切断面を整え、軽く面取りも行いました。
話が変わりますが、
ツボサン株式会社の鉄鋼ヤスリ ブライト -900 BRIGHT-900 Series は、切れ味が良い上に、ほとんど目詰まりを起こさないので、アルミなどの目詰まりしやすい物のヤスリ掛けも楽に行う事が出来ます。おすすめです。
広告
Amazonプライム無料体験で送料無料・お届け日指定。
サイドスタンドの当て止め(スペーサー)取付
作成したサイドスタンドを針金で固定する為にサイドスタンド取り付け金具に穴を開けます。
当て止め取り付け部からおおよそ45度の位置にΦ2.5mmの穴を開けました。
モグラ除けペットボトル風車を作った時の(中途半端な長さの針金)余りの針金。
1.6mmの針金で固定していきます。
更に針金を引っ張りながら巻き付けて強く締め付けます。
こういう作業専用工具で、ワイヤーツイストプライヤー という物がありますが、おじさん(私)は持っていません。
広告
Amazonプライム無料体験で送料無料・お届け日指定。
針金が交差した部分をプライヤーで掴んで引っ張りながら回転させ、針金の締め込みを強くしていきます。
土の上だとサイドスタンドの接地面がどのような状態なのか解りづらいので、木の板を置いて確認。
まぁ、合格点を与えられる出来ではないでしょうか?
この後針金を更に締め付けると・・・針金が千切れてしまいました。
想定の範囲内です。1.6mmの針金は、短く切った物が余っていたので試しに使ってみただけです。
我が家の在庫針金たちの中から何点か選出。
スチール製カラーワイヤーでは、先ほどと同じように千切れてしまう可能性がある為 却下。
Φ1.2mmのステンレス針金で対応する事とします。
(鉄の針金よりステンレスの針金の方が強度が期待できます)。
ステンレス針金を使ってスペーサー取付完了。
舗装路へ移動して取り付け後の確認を行います。
良いんじゃないでしょうか!
サイドスタンドの接地面が水平ではありませんが、そもそもサイドスタンドは ホンダ・ジョーカー90にはついておらず、社外品を取り付けた物だと思います。
駐車時の車体の傾き具合も良さそうです。
これでサイドスタンドの調整は一旦終わりとします。
ステンレスの針金止め部はまだ少し隙間が有るので。いつか薄い鉄板か何かを使ってもう少ししっかりとスペーサーの取り付けを行うと思います。
スペーサーの取り付け変更時にはこの記事に追記する予定です。
以上、
コメント