作業はいたって簡単です。
ネジを取り外して部品を取り外すだけです。
用意した工具はこちら
- 対辺8㎜のボックスドライバー
- ボンダスの六角レンチセット(エクストラロングセット)(とっても長い六角棒レンチセット)
- 新規購入したトルクレンチセット
後に、ラチェットレンチセットも使用する羽目になりました。
ピボットアームカバーの外し方
ピボットアームカバーはボルト1本で固定されています。
対辺8mm のボックスレンチかラチェットレンチでボルトを反時計回りに回してボルトを取り外し、ピボットアームカバーを取り外します。
ネジサイズ(ネジ寸法)は M6 フランジ付き(段付き)六角ボルトが使われています。
ピボットアームカバーを外したついでにきれいに磨いてみました。
ブレーキダスト?の様な黒い汚れが付いていましたが、完全には取りきれず(時間をかけてしっかりと掃除すれば取れそうな汚れです)そこそこ綺麗になった段階で掃除は止めました。
(こんなところに時間をかける前に整備しなければいけない部分が沢山あります)。
前方下部に立ちごけか転倒した時に削られてしまったと思われる傷があり、下地が見えています。
材質はABSです。
樹脂製品にメッキを施すような知識も 装置も つても 無い為、傷はこのままで良しとします。(補修は諦めます)。
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ピボットアームカバーの取り付け方
ホンダ・ジョーカー50(Joker 50) のサービスマニュアルによると、
6mmボルトの場合は締め付けトルク10N・m (1.0kgf・m)です。
しかし、サービスマニュアルには ボルト と書かれていますが、実際に使われている物はフランジ付き六角ボルトです。
サービスマニュアルを再度確認すると、6mm フランジボルト、ナットの締め付けトルクは12N・m(1.2kgf・m)です。
どちらの数字を信じれば良いのか?
Joker50・90 のパーツリストで確認すると、このボルトは
部品番号:90112-KY0-860 ボルト,フランジ 6mm と書いてあります。
たぶん、6mm フランジボルト、ナットの締め付けトルク 12N・m(1.2kgf・m)が正解な気がします。
今までは、小トルクのトルクレンチを持っていなかったので勘でネジ締めを行っていましたが、小トルクのトルクレンチを購入した為少し数字にこだわってみました。
使用したソケットは以前から持っていたラチェットレンチセットの物を利用しました。
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トルクレンチを使って、ネジ止め で、取付完了です。
余談ですが、
トルクレンチでネジ締めをした後に、あえて手動の工具でネジを緩めてみると、○○N・m ってこの位の硬さの締め付けなんだ。
という事がわかり、経験を積むと勘で大体のトルク設定がわかるようになってきます。
おじさん(私)は、小さいネジのトルクの感覚はまだ習得できていないのですが、車のホイールの締め付けトルク(一般的には103N・m)は大体わかっていて、スタッドレスタイヤと夏用タイヤの交換時は十字レンチを使って規定トルクより少し弱めの強さまでネジを締め付け、最後だけトルクレンチを使用して増し締めして仕上げています。
更に余談ですが、全国チェーン展開の、とあるタイヤ店では車のタイヤの取り付けは120N・m で取り付けているとおっしゃっていました。(少し強めに締め込んで固定しているようです)
フロントフォークカバーの外し方
フロントフォークカバーは、2本の六角穴付き鍋小ねじ(六角穴付きボタンボルト)?(サービスマニュアルでは、ソケットボルト と表記されています)で固定されています。
対辺5㎜の六角棒スパナ(ヘキサゴンレンチ)を使って、反時計回りにボルトを緩めて取り外します。
フロントフォークカバーの取り付け方
フロントフォークカバーの材質は、たぶんアルミ合金です。
表面が腐食しているので少し磨いてみたのですが、綺麗にする為には本気で時間をかけてやらないといけなさそうです。
締め付けトルクは6mm フランジボルト、ナットの締め付けトルク12N・m(1.2kgf・m)で良いのではないでしょうか?
トルクレンチを使って、サクッとネジ止め・・・出来ません。
おじさん(私)が購入した安いトルクレンチは。本体は使えますが付属のヘキサゴンソケットがいけません。
規定トルクに達する前にネジ穴(六角穴)を壊してしまいそうです。
高トルクがかかるとボルトの六角穴の中でトルクレンチのビットが空回り(ぬるっとした感触)を始めます。
ネジの悲鳴(ネジの心の声)が聞こえてきたので作業中断。
改めて六角棒の先を比較確認してみると、
左から
・トルクレンチセットの中のロングヘキサゴンソケット5mm
・トルクレンチセットの中のヘキサゴンソケット5mm
・ボンダス社(BONDHUS/USA)の六角レンチセット中の5mm です。
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拡大写真を見た通り、ボンダス社(BONDHUS・USA)の六角レンチ(ヘックスレンチ/Hex wrench)は六角の角がしっかりしていて、ボルトの六角穴にきっちりとはまり込みます。 が、
トルクレンチセットの付属品の六角ビット(ヘキサゴンソケット?)は六角の角が丸くなっている物と、角が面取りされている物が入っていました。
トルクレンチ本体とエクステンションバー(延長軸)は悪くないのですが、
ビット/ソケット?は、付属品を使わずに信用できるメーカーの物を購入した方が良いです。
仕方が無いので、トルクレンチでの締め付けは諦め。
ピボットアームカバーの取り付け方 の所でも書いたのですが、大体どのくらいの力で締め付ければ良いのか?感覚で覚えて締め付けるしかありません。
今回は、幸い?ピボットアームカバーを正規のトルクで締め付けています。
ネジの規格もピボットアームカバー フロントフォークカバー 共にM6サイズなので同じくらいの力で締め付けてあげれば良い事になります。
先ほど取り付けたピボットアームカバーのネジを、短めに持ったラチェットレンチで緩めたり閉めたりしてトルク確認。大体の締め付け感触を覚えます。
締め付け感覚を忘れないうちに六角レンチを使い、ラチェットレンチで持った時と同じくらいの位置を持ち・同じくらいの力で締め付けます。
フロントフォークカバー右側は上下を間違えないように取り付けます。
フロントフォークカバーは、左右上下を間違えても取り付け出来てしまいます。
・端面付近にテーパーが付いている方が下側です。
左側は上下を間違えて取り付けてしまっても、機能的には何の問題も有りません。
(見た目の問題は・・・わかる人にはわかるけれど、ホンダ・ジョーカーという車種のスクーターの事を良く知らない方には気づかれない程度だと思います)
しかし、
右側のフロントフォークカバーは、スピードメーターケーブルと干渉しないように上部に切り欠きがあります。
右側のフロントフォークカバーは上下を間違えない様に取付ましょう。
余談:おじさん(私)が中古で落札したホンダ・ジョーカー90は右側のピボットアームカバーが付いていません。
ピボットアームカバーは、飾りというか 汚れ除け? の部品なので無くても問題無い部分です。
一通り機能面の整備が出来て、綺麗にしたい欲 が出てきたら何か方法を考えます。
メーカー純正部品の中古を探すか?パチモン(偽物/社外品)にするのか?・・・
以上、
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