ホンダのスクーターに限らず、スクーターのカウル等の外装部の固定にはトリムクリップ(アンカークリップ)が使われている場合が有ります。
トリムクリップは簡単に取り付け・固定ができ、再利用も可能なのですが、
外し方が解らないと無理やり壊して取り外す事になり、その後はM6くらいのネジなどを使って苦労して取り付けする事になってしまいます。
実際、おじさん(私)もアンダーカバーを取り外してみようと思った時に、取り外し方が解らず、トリムクリップをひとつ壊してしまいました。
ホンダ・ジョーカーのサービスマニュアルを入手できたので、トリムクリップの正しい使い方を写真で紹介します。
合わせてカットモデルもどきの横から見た写真でも紹介していきます。
トリムクリップ(アンカークリップ)の取り外し方と再利用方法
バッテリーカバー(蓋)を例にとって説明していきます。
バッテリーカバーは写真右側のトリムクリップとバッテリーカバー左側の爪で固定されています。
トリムクリップで固定されている状態
トリムクリップがきちんと固定使用されている時には、トリムクリップの上面が同じ位置になっています。
トリムクリップがきちんと固定使用されている状態を横から見た写真です。(断面写真?)
固定部分の下の爪が開いて、しっかりと固定されています。
トリムクリップの外し方
中央のピン(縦溝の中央部)を押し込んでロックを解除します。
固定部分の爪を内側から広げていた部品が下に移動し、爪の広がりが解除されています。
この状態でトリムクリップの頭部分を持ち上げるとトリムクリップを抜き取る事が出来ます。
アンダーカバーの前部のトリムクリップはおじさん(私)の指の力では中央のピンを押し込む元が出来ず、
大き目のマイナスドライバーを使い、カバーの裏側を手で固定しながらマイナスドライバーでピンを押し込み 外しました。
トリムクリップの再利用方法(取り付け可能状態に戻す)
中心のピンの先端を開きながら押し戻して取り付け可能な状態に戻します。
広がり癖の付いたピンを指で押さえると、真っ直ぐになり使用可能な形になります。
広がり癖は完全には元に戻りませんが、再利用可能です。
トリムクリップの取り付け方法
トリムクリップを、固定したい穴に差し込みます。
この状態で、トリムクリップの抜き差しが可能です。
トリムクリップの中心のピンを軽く押して
トリムクリップの丸い部品と同じ高さにするとロックされます。
先に紹介したトリムクリップで固定されている状態になります。
Amazonプライム無料体験で送料無料・お届け日指定。
ホンダ純正品では無い、社外品のトリムクリップを購入すると、成形不良や大きなバリが付いている物もあります。
機能に支障をきたすようなバリや成形不良はニッパーなどを使い、形を整えてから使用しましょう。
機能に支障を起こさないバリ等は、おじさん(私)は気にせずそのまま使用しています。
ホンダ純正品では無い、車台品のトリムクリップを購入した際は、実際にスクーターなどに取り付ける前に、一度トリムクリップのはめ込みと分解を行って成型時の癖?を取り除いてから使用した方が良さそうです。
以上、
コメント