リアブレーキは、正常に取り付けられた車体であれば、分解して直接ブレーキライニングの厚さなどを測らなくても、外観検査で通常点検できます。
通常点検(12カ月ごと点検)
リアブレーキ・ブレーキライニングの点検は、車体を分解しなくても確認できます。
(きちんと整備・組み立てされた車体であれば の話です)
ブレーキを作動させたとき(ブレーキレバーをいっぱいに握った時)、インジケータの刻印が限度マークに合わなければ大丈夫です。
上の写真のようにインジケーターが限度マークよりも上にあればOKです。
分解点検
・ブレーキドラム内径を測定します。
写真で、MAX.DIA.111mm という文字が確認できると思います。
摩耗限界が内径で最大 111mm という意味です。
ブレーキドラムの内径を直接測定したいのですが、普通のノギスでは、内径測定用のジョー(測定子/くちばしのように飛び出た部分)が短くて測る事が出来ません。
デジタルノギスで、〔大体このくらいだろう〕という位置を目検討でざっくりと測ると110.7mmという数字が出ました。
元々何万キロ走った車体なのか分からないのですが(メーターも交換されているようですし)ぎりぎりセーフでこのブレーキドラム(後輪ホイール一体型)は、まだ使える事とします。
参考:標準径110mm、使用限度111mm
・ブレーキライニングの厚さを測定します。
ブレーキライニングの厚さも、目検討で大体の厚さですが、3.3mmくらいありそうです。
使用限度:2mm
ブレーキライニングの表面も異常は見当たりません。
まだ使えそうです。
以上、
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