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その他・雑記

ホンダ・ジョーカー90 #50  混合気が濃すぎて調整できない方に朗報!リード90のキャブレターを流用すれば混合気を薄く調整できます。

ジョーカー90にリード90のスロットルバルブを流用できそうです

バイクのキャブレター内部も走行距離が長い車両の場合部品の摩耗により再調節や部品の交換が必要になります。

しかし、前世紀(20世紀末)に製造されたホンダ・ジョーカーの部品は、メーカー在庫切れで正規の物が入手困難になっています。

30年近く前の製造車両なので部品が無くなっているのは仕方がないのですが、他車からの部品流用など、いろいろと方法を探していかないときちんと整備する事が出来ません。

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ジョーカー90はジェットニードルの位置(高さ)が調整できない!(メーカー在庫無し)

ジョーカー90を現物確認もせずにヤフオクで落札して、色々と整備しながら乗っているのですが、キャブレターを分解・調整する時に驚きました。

ジョーカー90のキャブレターってジェットニードルの位置(高さ)が調整できないんですね。

ホンダ・ジョーカー90のスロットルバルブ分解写真

*40年ほど前に16歳で原付免許を取得し、アルバイト代を貯めて原付バイクを購入・自分で整備しながら乗っていたおじさん(私)は、ジェットニードルは(当たり前に)すべてのキャブレターで調整可能だと思い込んでいました。
(2ストバイク全盛期と言っても過言ではない、原付バイクの最高出力は7.2馬力というメーカーの自主規制が始まった時代の話です)

おじさん(私)が教科書/参考書として使っている ジョーカー50/90のパーツリストとジョーカー50のサービスマニュアルで確認すると、ジョーカー50のキャブレターはジェットニードルが5段階に調節できるのですが、ジョーカー90はジェットニードルの調整が出来ません。

調整が出来ないのあれば新しい部品に交換したいところですが、メーカー在庫はすでになくなっており新品の部品を入手する事が出来ません。(2023年6月確認)

ホンダの正規代理店のかたと話をしたのですが、キャブレター関連の部品はほぼ入手不可能なので、中古品の良い状態の物を見つけ出すしか対応策が無いようです。

しかし、試しに入札したら安価で落札出来てしまった リード90のキャブレターを分解してみたところ、非常に良い(個人的に好きな)部品構成でした。

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ヤフオクで落札してしまった リード90のキャブレターが、大当たり?

ヤフオクで、リード90のキャブレターとエアークリーナーがセットで出品されていて、とてもお値打ちな(安い)価格だったのですが、落札日になっても誰も入札していません。

おじさん(私)のジョーカー90はエアークリーナーカバーに穴が開けられている物なので、この価格ならば購入しても良いかな?と思い最低価格で入札したら、他に誰も入札せず最低価格で落札出来てしまいました。

ヤフオクで安価で落札出来てしまったリード90のエアクリーナーカバーとキャブレターをジョーカー90の整備に流用

到着した製品を見てみると、とても綺麗な状態です。

エアークリーナーケースは破損なども無く、ジョーカー90にそのまま取り付け出来そうです。
(エアクリーナーカバーのみ使用予定)

キャブレターは、外側だけ綺麗にしたのか?

キャブレターの中も綺麗なのかは、ヤフオクの中古品なのでキャブレターを分解して見なければ判りません。
(ヤフオクでの中古品購入は賭けみたいなものだと思っています)

キャブレターの型式を確認してみると

ホンダ・リード90のキャブレター型式 PB11BB

キャブレターの型式は PB11BDEサ という型式です。

ジョーカー90のキャブレター型式は PB11R です。

ジョーカー90とリード90は同じ型式のキャブレターを使っていると思い込んでいたのですが、どうやら別物みたいです。

リード90のキャブレターはジェットニードルの高さ調整が出来ます。

何が違うのか とりあえずスロットルバルブ部分を分解してみると・・・・・

ビンゴ!って感じです。

ホンダ・リード90のスロットルバルブ分解写真

ジェットニードルが段付き(5か所の溝付き)です。

さらに拡大してみると

ホンダ・リード90のジェットニードルの写真

①5か所の溝の上から2段目の溝にニードルグリップが取り付けられています。

②メーカー出荷時には上から3段目の溝にニードルグリップが取り付けられているはずです。

3段論法で判断すると、①②から導き出される答えは?
このキャブレターはキャブレターをきちんと整備できる方が調整したか、バイク屋さんできちんと整備して使われていた物だと判断できます。

スロットルバルブ部をジョーカー90のキャブレターにに取り付ければ今よりも繊細なキャブレター調整が出来ます。

キャブレター全体を取り替えてしまえば、何の苦労(調整)もせずに使える可能性もあります。

ジョーカー90とリード90はメインジェット・スロージェットの番手が違います。

この段階で満足したのですが、さらにキャブレターを分解してみると

メインジェットの番手が#88です。

スロージェットの番手も確認するためにスロージェットをゆるめて写真で確認

ホンダ・リード90のメインジェットとスロージェットの番手確認写真

メインジェット #88
スロージェット #35 です。

ジョーカー90の標準のジェットの番手は
メインジェット #90
スロージェット #40 です。

リード90は当時【通勤快速】という別称があったようですが、キャブレターの中を確認すると、

(ジョーカー90は、高速を狙った設定に対し)リード90は発進時から実用域までのスムーズな加速を重視した設定だったようです。
(最高速度は重視せず、使い易さ/乗りやすさ を重視した設定だったようです)

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まとめジョーカー90にリード90のキャブレターを流用して取り付ければキャブレター調整の幅が広がります。(繊細な調整が出来ます)

ヤフオクで現物確認も出来ずに落札してしまったキャブレターを確認して見たら(個人的主観で)大当たりの 良いキャブレターでした。

①リード90のジェットニードルは高さ調整が出来るので、スロットルバルブだけをジョーカー90に取り付ける事で繊細なキャブレター調整が出来るようになりそうです。

②リード90のキャブレターをジョーカー90に取り付けると、発進時からの加速重視の設定に変更できそうです。

バイクに乗るのも好きなのですが、機械いじりが好きなおじさん(私)としては一旦
①スロットルバルブのみを交換してキャブレター調整をして楽しんだ後に
②リード90のキャブレターをジョーカー90に取り付けて発進時からの加速重視のスクーターに仕上げたいと思っています。

還暦までのカウントダウンが少ないおじさん(私)は、最高速よりも 乗りやすさと加速(通常使用で他車よりも加速の良い状態)を重視します。

以上、

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