フロントホイール(前輪)の外し方
①センタースタンドを使い、車体を固定させます。
④アクスルナット(前輪車軸のナット)を取り外します。
アクスルナットの対辺は19mmです。
アクスル(前輪車軸)が供回り(ナットと一緒に回ってしまう現象)してしまう場合は、アクスルの頭の六角部を固定してアクスルナットを外します。
アクスルナットが固着又は供回りして外せない場合は、アクスルの頭の六角部(対辺14mm)にメガネレンチをはめ込み、
メガネレンチを手で固定するか、上の写真の用にメガネレンチを地面に設置させて固定してアクスルナットを緩めて外します。
この車体はアクスルナットは幸い固着しておらず、車体前方からメガネレンチを両手に持って作業する事でアクスルナットの取り外しが出来ました。
⑤フレーム前方をガレージジャッキなどで確実に支え、フロントホイールを浮かせます。
後で気が付いたのですが、アンダーカバーの内側・前方(上の写真でジャッキを当てているあたり)には、リブ?というのかなんというのか分かりませんがフレームを支えるような突起がありました。
アンダーカバーを外さずに写真の縦溝が付いている箇所をジャッキアップさせても良さそうです。
フレームの位置は、アンダーカバーを下からのぞき込んで、水抜き穴を目安にすれば良いでしょう。
ちなみにこのアンダーカバーも発売当時の純正品が付いているようです。材質はPPです。
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⑥スクリュ(皿ネジ)を外し、スピードメーターケーブルの接続を外します。
この車体は、スピードメーターケーブルの接続部が結束バンドで固定されています。
悪い予感しかありません。
作業時は気が付かなかったのですが、こうして写真で見るとネジの下の部分が割れていることが確認できます。
(老眼の度合いが日々悪化していて細かいところに気が付きません)
スピードメーターケーブルの接続部を見てみると、1ヶ所の大きな割れと2か所のヒビが確認できます。
外したついでに修理(補強)を行います。
修理(補強)部分をパーツクリーナーで綺麗にした後、
ひび割れ部にリキッドタイプ(液状)アロンアルファをしみ込ませ、
完全に割れてしまった部分には接着剤セメダインスーパーエックスを塗布。
結束バンドで固定しました。
このまま2~3日置いて接着剤が固まるのを待ちます。
写真で見ると他の部分の汚れが気になります。
取り付け時には他の部分も綺麗にして、スピードメーターケーブルの端はグリスアップした方が良さそうです。
⑦アクスル(前輪車軸)を抜き取り、フロントホイールを外します。
フロントホイール(前輪)の取り付け方
①ブレーキパッドの間にブレーキディスクを合わせ、フロントホイールをフロントフォークに取り付けます。
*注意:ブレーキパッドを損傷しないように注意する。
②アクスル(前輪車軸)の摺動部にグリスを塗布し取り付けます。
スピードメーターギヤボックスの突起をピボットアームストッパーに合わせます。
③スピードメーターケーブルをスピードメーターギアボックスに接続し、スクリュ(皿小ねじ)を規定トルクで締め付けます。
スピードメーターケーブルの溝とスピードメーターギアボックスの出っ張りを合わせて接続します。
スピードメーターギアボックスへスピードメーターケーブルを押し込みます。
④アクスルナットを取り付け、規定トルクで締め付けます。
規定トルク:59N・m(6.0㎏f・m)
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