時期的にジョーカー90で田んぼの水量を見に行く必要が無くなって、2カ月ほどエンジンをかけずにいたところ、エンジンが始動しなくなってしまいました。
ジョーカー90を入手して、まず初めにキャブレターとマフラーの掃除を行おうと思っていたのですが、他の不具合部分の修理に時間をとられていまだにキャブレターの掃除・調整を行っていません。
(言い訳です)m( _ _ )m
今回は応急処置でかなり調子良くなった話の紹介です。
応急手当 方法は簡単ですが、都会の方には条件的に難しいかもしれません。
応急手当 内容は、エンジン始動後フルスロットル(アクセル全開)付近で20~30分間エンジンを回し続けるだけです。
もう3カ月ほど前の事を記事にします。
2スト・スクーターを2カ月間放置したらエンジンが掛からなくなった~無理やりエンジン始動
田んぼの水量を確認する為の移動手段として使っていた ホンダ・ジョーカー90
9月には田んぼの水を抜き取り、ホンダ・ジョーカー90に乗る機会がほとんどなくなりました。
2か月後の11月上旬、久しぶりにエンジンをかけてみるか。と思い
キック十数回 → エンジン始動しません
セルでエンジン始動 → 3回ほどセルを回しただけでバッテリー上がり(セルモーターが動かなくなりました)
更に十数回キックでエンジン始動を繰り返しましたがエンジンが始動する気配が有りません。
ジャンピングスタート(ジャンプスタート)で無理やりエンジン始動
軽トラックから電源を借りて、ジョーカー90のセルモーターを回し続けるとエンジン始動できました。
ジャンピングスタートとは:他の車などのバッテリーと、バッテリーが上がってしまった車両のバッテリーをブースターケーブルと呼ばれる2本(赤黒+-)の専用のコードを使って繋ぎ、バッテリーが上がってしまった車両のエンジンをかける方法
ジャンピングスタートの具体的な手順
ジャンピングスタートを行う為には、
・救助車
・ブースターケーブル が必要です。
また、ブースターケーブルのつなぎ方・外し方にも順番が有るので合わせて説明します。
つなぎ方・外し方は、バッテリー交換の場合も同じ様な順番です。
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- 救助車とバッテリーが上がってしまった車両をブースターケーブルでつなげる近さまで移動する
- 救助車のエンジンをいったん止める
- ブースターケーブルの + (プラス/赤色)を、バッテリーが上がった車両のプラス→救援車のプラスの順番で接続する(クリップでプラス端子をくわえる)
- ブースターケーブルの - (-/黒色)を、救援車のマイナス→バッテリーが上がったクルマのボディーアース(マイナス)の順で接続する
- バッテリーが放出した水素が接続時の火花で爆発する恐れがありますので、ボディーアース車の場合、バッテリーの-(-端子)では無く、ボディー(フレーム等)やエンジンブロックにブースターケーブルを接続します。
(国産車であればほとんどの車種がボディーアースです)
- このジョーカー90は密閉式のバッテリーが搭載されている為、バッテリーの-端子に接続しました。
- バッテリーが放出した水素が接続時の火花で爆発する恐れがありますので、ボディーアース車の場合、バッテリーの-(-端子)では無く、ボディー(フレーム等)やエンジンブロックにブースターケーブルを接続します。
- 救助車のエンジンをかけて、発電(救助車のバッテリー上がり防止)
- バッテリー上がりを起こした車両のセルモーターを回してエンジン始動
- エンジンが始動したら、ブースターケーブルはつないだ時とは逆の順番で取り外します。
- 救助車のエンジンを切ります。
ジャンピングスターターと呼ばれるバッテリーに接続ケーブルが付いた物が有れば、救助車が無くてもバッテリー上がりを起こしたエンジンのセルモーターを回す事が出来ます。
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調子の悪い2ストスクーターの応急手当(一時しのぎ)
スクーターのエンジンがかかったら、しばらく暖機運転を行います。
目安としてはオートチョークが解除されて、エンジンの回転数が安定するまで。
季節によりますが5~10分間暖機運転を行います。
応急手当方法は冒頭で書いた通り、いたって簡単です。
エンジン全開(フルスロットル)近くの回転数で20分~30分エンジンを回し続けるだけです。
ここで、問題があります。
①おじさん(私)のジョーカー90にはセンタースタンドが付いていないので、その場でエンジン全開は手軽には出来ません。(車用の油圧ジャッキで車体を持ち上げる事は可能です)
②いくら田舎とはいえ、30分もエンジンフルスロットルで回し続けるのは近所迷惑になります。
2ストスクーターのエンジン不調の応急対応で実際に行った方法
都会の方には難しい方法かもしれませんが、
広域農道や田んぼの中の一本道(舗装路)で、出来るだけ信号が無い道を選んで時速60kmくらいで30分間位走り回ってきました。
結果:エンジンキック 1~3回で始動、加速も少し良くなった(ような気がします)
エンジンを高回転で回し続ける事によって、
・キャブレター内の燃料の流れが改善
・マフラーの詰まりが改善 されたのだと推測できます。
バッテリー充電
30分ほど走り回った翌日、バッテリーの充電を行いました。
6時間充電後、充電器のメーターの針が1mmも動いていません。
でも一応 充電器のゲージの緑の範囲に針が入っているので使えない事は無い。といった状態です。
(・バイク屋さんが見れば「交換しなさい」って言われそうな状態です。・バッテリーとして終わってる?)
バッテリーは1度でも完全放電してしまうと途端に能力が低下してしまい、充電しても元通りの能力には戻りません。
このバッテリーは買い替えを考えた方が良さそうです。
しかし、慌てなくても大丈夫。
この時代(25年位前)のキャブレター式エンジンのバイクは、バッテリーなど無くても普通に使う事が出来ます。
ホンダ・ジョーカー90は、バッテリーが無くても通常使用可能です。
レース用車両でもなく、一般の公道を走る事が出来るバイクがバッテリー無しで走る。
と書いても、信用できない方がいらっしゃると思うので証拠写真を載せます。
バッテリーを外した状態でキックペダルでエンジン始動。
エンジンの調子が良くなったので、一発でエンジンがかかりました。
バッテリーを外して、リアボックスの前に置いてあるのですが、ちゃんとエンジンがかかりヘッドライトも点灯しています。
ウインカーやブレーキランプも当然通常通り作動します。
バッテリーを取り外した部分の拡大写真です。
分り易い様に、バッテリーは取り付け位置から取り出してリアボックスの前に置いて写真を撮りました。
このままバッテリーなしで使っても道路交通法上何の問題も有りません。
しかし、薄々感じてはいるのですが、
ホンダ・ジョーカーはセンタースタンドがついている車体の場合、
センタースタンドを立てた状態でないとキックペダルが踏み下ろせない作りになっています。
センタースタンドの取り付けが無事終了した頃にはバッテリーを交換しようかと思っています。
以上、
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