スクーターは、他のバイクと比べるとキャブレターの取り外しは少し手間が多く掛かります。
①シートとラゲッジボックスを取り外し
②フレームボディーカバーを取り外し
⓷エアクリーナーケースを取り外し
④スロットルバルブを取り外します。
上記の①②が他のバイクと比べてスクーターの整備の際に余計にかかる手間です。
次の手順は、教科書(ジョーカー50のサービスマニュアル)通りに行けば、
・オートバイスタータ(俗に言うオートチョーク)カプラ(2P)の接続を外し、ワイヤーをクランプ、ガイドから外す。
という手順です。が、おじさん(私)は、電気配線の取り回しを外すのが面倒くさいのでここは飛ばして、後でオートバイスタータ(俗に言うオートチョーク)本体をキャブレターから取り外します。
⑤フューエルチューブ(ガソリン供給チューブ)、オイルパスチューブ(2ストオイル供給オイル)の接続を外し、チューブをクランプから取り外します。
ホンダ・ジョーカーのキャブレターの外し方を写真で説明
フューエルチューブ、オイルパスチューブの接続を外し、チューブをクランプから取り外します。
フューエルチューブ、オイルパスチューブを外した後、ガソリンやオイルが流れ出て、チューブ内に空気が入り込んでしまわないようにチューブの先端を折り曲げて大きなクリップで止めてみました。
結果:失敗です。ガソリンやオイルの流出(チューブ内への空気の入り込み)を止めることは出来ませんでした。
フューエルチューブ、オイルパスチューブを外す前に、太い竹串か丸い形の割りばし等を用意しておいて、チューブを外した直後にチューブの先端に差し込み、栓をするとよいでしょう。
*注意:火気厳禁
キャブレター内部のガソリンの抜き方
キャブレターの一番下に、キャブレター内のガソリンを抜くためのホース(ドレンチューブ)が取り付けられています。
ホースの根元付近のネジ(ドレンスクリュー)をゆるめ、キャブレター内のガソリンを排出します。
しかし
ドレンホースの先をオイルジョッキで受け止めて、ドレンスクリューをゆるめてもガソリンが排出されません。
ゴミが詰まっているのか?
いいえ、そうではありません。
ジョーカー90のドレンチューブは、目立たないようにする為なのか?一旦ドレンスクリュー部より高い位置を経由して車体下に出ています。
ホンダ・ジョーカー90のキャブレター内部のガソリンの抜き方の正しい方法は、
ドレンチューブをクランクケースのホルダから外し、手前へ引き出してから、ドレンスクリュをゆるめ、キャブレター内のガソリンを排出します。
オイルコントロールケーブルをクランプステイのクリップから外す
オイルコントロールケーブルをクランプステイのクリップから外す。
のですが、この車体はオイルコントロールケーブルがクランプに正しく取り付けられてはいなかったようです。
既に外れていました。
キャブレターマウントボルトを2本ゆるめ、キャブレターとインシュレーターを外す
写真の青いマル印の場所の2本のボルトをゆるめます。
ネジの頭の六角サイズは対辺10mmです。
キャブレターの取り外し時の写真を撮り忘れたので、掃除後のキャブレター取り付け時の写真で説明します。
インマニ(インテークマニホールド)と、キャブレターの間にインシュレーターという部品が取り付けられています。
キャブレターマウントボルトを2本ゆるめキャブレターをネジから外します。
オートバイスターター(オートチョーク)はついたままの状態ですが、
この後、オートバイスターター(オートチョーク)の点検を行うので付けたままキャブレターを外します。
オートバイスターター(オートチョーク)を外す場合はオートバイスターターのカバーを外し、2本のネジを緩め取る事で取り外しができます。
以上、
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